2011/06/27

食品の調理加工による放射性核種の除去

原発事故が起こり、放射能による汚染で出荷停止になった農業、漁業生産品が出ています。原産地による選択の自由は各個にありますが、出荷されている物についてまで否定している人を見ますので、加工調理法により汚染を除去(完全ではないですが)出来ると言う事を書きたいと考えました。
福島県について考えれば、出荷されている物はほとんど測定値ND(検出限界未満)ですから、私個人は問題ないと考えていす。それでも不安が残るという方達にこういう資料を参考にしてもらえればと考えました。

ここでは、1994年に原子力環境整備センターより発表されている資料を基に書いていきます。
(http://www.rwmc.or.jp/library/other/file/kankyo4_1.pdf)
ざっくりまとめた物なので、原本の確認をされることを強く勧めます。
原本との表現の違い、数値の違いは私に原因がありますので、私につっこんで下さい。



米、
放射性降下物による汚染は、胚芽を除く白米にした時点でSr-90は80%除去される。Cs-137は65%除去される。

小麦、
経根汚染させた物で製粉時Cs-137、Sr-90、Mn-54、Co-60の20~50%除去される。


果菜、
放射性下降物に寄る汚染は、水洗によりSr-90の50~60%が除去される。

葉菜、
放射性下降物に寄る汚染は、煮沸処理(あくぬき)を行うことによりセシウム、ヨウ素、ルテニウムの50~80%除去される。

畜産物
牛乳に含まれる放射性核種はほとんどバターや酸凝固チーズには残らずホエーに集まる。


これ以外にもチェルノブイリ事故後のヨーロッパのデータもありますので、原本を確認されることをお勧めします。
(ヨーロッパのデータは今後追加していきます)

0 件のコメント: